JIDA関西ブロックのJJ活動について | Industrial Design

JIDA関西ブロックのJJ活動について

JIDA関西ブロックの学生会員「JIDA JUNIOR(JJ)」について、活動状況を紹介します

羽原清明

タグ:JIDA関西ブロック,JJ    カテゴリー:JIDA

合同開発ミーティング

 

関西ブロックにおいては、関西在住の学生にJIDA活動への参画を呼びかけながら、JIDA JUNIORとして組織化した活動がスタートしてから8年目になります。

関西ブロック運営委員会組織の中にJJ関西委員会として位置づけて、学生メンバーの自主的な活動をベースにして、委員会メンバーたちでサポートしながら、年間の活動計画に取り組んでいます。活動事例として、平成25年度の活動状況の中から、受託事業計画の一環としてJJプロジェクト「産学協同・商品開発提案プロジェクト」を紹介します。

プロジェクトの主旨は、産学協同プロジェクトへの参画を通して、デザイン教育の場となる学内授業課程の範囲にとどまることなく、企業の商品開発プロセスを体験することにより、実社会におけるデザインの就業に備えた実践的なデザイン教育/研修の場を提供することを目的にしています。


合宿ワークショップ(左)、協力企業への最終プレゼンテーション(右)

今回のプロジェクトに当たり、先ずは、産学協同の協力企業の決定と、JJメンバーの募集、登録から活動が始まり、7月半ばのキックオフをスタートに、年明けの1月半ばの最終プレゼンテーションまで、6ヶ月間のプロジェクトに取り組みました。

JJメンバーにとっては、日常の授業の合間を調整しながら、月々の合同開発ミーティング、学生間の交流を兼ねた合宿ワークショップ、中間プレゼンテーション等々を織り交ぜながら、日常の授業課題とは異なる取り組みになりました。

協力企業先の社内での最終プレゼンテーションが終った後、プロジェクトの成果に対して高い評価をいただき、併せて、JJメンバーにとって、有意義な活動成果と貴重な体験を得ることができました。

他の事例として、「デザイン3団体関西学生シンポジウム」が毎年行われています。

活動のスタートは10数年前にさかのぼりますが、当時JIDA/JID/JCDのデザイン3団体の関西エリア合同イベントととして、デザイン系の学生を集めて、共通のテーマによるワークショップと交流を兼ねた研究発表会の開催に始まり、その後毎年1回は年度計画の中に位置づけて、現在も続いています。

関西ブロックのJJ活動の一端を紹介しましたが、学生を対象とした活動を継続するためには、今後とも学生会員・JJメンバーの申込みに繋がる継続的な勧誘、啓発活動が肝要と思われますので、よろしくお願いいたします。


60周年記念関西展会場での前年度プロジェクトの作品展示

 

■執筆者
関西ブロック 運営委員会 JJ関西委員会・委員長 羽原清明

更新日:2015.11.15 (日)